気持ちがポキッと折れてしまいそうな
北風が身に染みる寒さの中
コンクリートを流す。
10平米にも満たないスロープは、勾配がある為、鏝で均(なら)してしまうと重力に逆らえず、ズルズルっと垂れ下がってきてしまう。
ある程度、コンクリートの水分が地面に浸透するまで待たなければならない。
流してから1時間経つか経たないかの頃、垂れ下がった脇腹のお肉をたくし上げるが如く 土間鏝でグリグリ、上に上に、コンクリートを引き上げてながら均して行く。
あまり表面ばかりに鏝を通し過ぎると、表面が弛んで(たるんで)波打って水が浮いてくるので、生コンを引き上げたら一休み。
そして
昼休みをたっぷり取った後に、一気に仕上げ作業に入ります。
流し込んでから3時間後
表面に突き出た砂利を沈める様に何度も何度も鏝を通し、周囲にはみ出たコンクリートを丁寧に拭き取る。
それから、勾配のある部分を滑り止めと称し、表面に刷毛跡を残す刷毛引き仕上げを施して行く。
凍結防止剤入りコンクリートですので、これから予測される今シーズン1番の寒さでも凍結する事なく固まってくれるでしょう。
これで12月に予定していた業務はほぼ予定通り完了致しました。