ランチタイムの終わりを告げる14時を越えた頃、作業をスタートさせる。

大人が中腰になれる程の高さで、腰回り80cm以下でないと通り抜け出来ない穴からの泥の掻き出し作業。
営業が終わり、様子を見にきた家主さんに、協力を得てのバケツリレー方式で外側へ。

階段下、畳半分くらいのスペースにあった土を3分の1くらいに減らし、中で土を移動させ、水道の元栓を開閉させつつ水の出どころを探す。

『俺の仮説は見当違いか』と、源泉を辿り迷走を続けている最中、やっと配管らしきもの発見。

残念な事に、基礎の捨てコンに隠れんぼしてた配管を削岩機で採掘中、追い討ちを掛ける様にヒビを入れてしまう。漏水を拡大させるカタチでやむを得なく16時頃から止水作業がスタート。
夕方の営業時間に間に合うように、配管を繋ぐ作業をスタートさせたのですが…、気持ちばかり焦ってしまい有り得ない失敗の連続(4回)と、材料屋を3度も往復し、通水後には管が抜けるトラブルに見舞われる。
当初のイメージから大分進化(?)してしまう。

4回目の配管を切り過ぎた際は、目の前も真っ暗でお腹も空いたし、ホントこのまま帰りたい気持ちで一杯でしたが、この断水状態では(店の)営業も生活も厳しいので、帰りたくても帰れない、前に進む行動をひたすら続けました。(最後に管が抜けたのは泣きそうでしたけど)
最後は、柄杓で水を描き出し、配管をタオルで拭き取り乾燥させ、ノリを『これでもか』と塗りたくり、最後のはテコを使って『ギュギュ』っと押し込みノリが乾燥するまで固定。
後は、深夜に家主さんから電話が来ない事を祈って布団に入ります。
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