昭和の40〜50年代頃に設計された建物は、老後の生活とか介護と言う概念が全く無かったのだと思います。

スネ雄の常連さん達には、高齢者🧓の方が多い所為もありますが、ここ数年は1〜2ヶ月に1回のペースで、内外の手摺りの設置の依頼が舞い込みます。

写真は階段の壁が左官仕上げ、柱が剥き出しになって、設置面には段差があります。
手摺りの高さを階段から80cm前後に割り出したら、柱を削り(掘って)手摺りの腕木(ブラケット)が何処でも固定出来るように、下地材を取り付けに入ります。
その下地材の溝を削るのに午前中を費やし、本題の設置作業は午後からになりました。
柱の削った深さは均一な筈ですが、一見平らに塗れている壁は、所々凹凸が存在しているので、下地材が浮き上がる部分もあります。
全体的にボンドを塗って固定し、柱部分でしっかりとビス留めしておきます。

手摺りの棒は途中でジョイントするから、下地材のジョイント部分が手摺りのジョイントとバッティングしないような配慮が必要になります。
下地に4時間、手摺り設置に1時間づつ完成後、家主さんとの会話の最中「手摺りを設置して格好が良くなった」と言っておりました。
手摺や安全器具なので、設置する側も緊張感があるのでしょうね。そして、設置してもらった安心感は格別だと思います♪
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手摺り設置は手慣れいますが、今回ほどお客さんが感動した事は無かったですね。きっと、必要と思う年齢になると強く感じるんでしょうね。
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