
本式の足場を使わず、梯子や脚立を使った臨時の足場で行う軒先天井の部分補修は、日当たりの良い風も吹かない穏やかな金曜日に行われました。
軒先天井の素材はベニア板なので、雨や風、寒暖差などの影響を受けて、表面が剥離(ベニア板を形成するボンドの効力が切れた)してしまっています。
今回は家主さんの希望通り、南面の2階の角の一枚だけ張り替えました。
見た目には剥がれていないものの、将来的に剥がれそうな部分は結構ありました。
外壁塗装する時期も近いので、その時に軒先天井の張り替えをするのがベストだと思います。
さて、本題の部分張り替えは、梯子🪜とベランダの手摺りを利用して、足場板を流して、その上で作業を進めて行きます。

臨時の足場が完成し、安全性が確認出来たら既存の板を丁寧に剥がしていき、新規ベニア板を張れる様に下地の垂木をネジ留めして行きます。
勿論臨時の足場なので、その上でベニア板を切ったり、本格的に塗装したりは難しいです。
足場の上でする作業を少なくする為に、ある程度の準備作業は足場に登る前に済ませておく必要があります。
新規のベニア板には事前に下塗りをしておき、現場で仕上げ塗りをして仕上げられる状態にしてあります。
ここの現場は、来年に全塗装をする予定になっていますから、多少の色斑(いろむら)があっても、大体色付けが出来ていれば問題ありません。

慌てず、慎重に、全塗装の妨げない方法で、張り替え修理が完了しました。