
今日から暖かくなるようなので、そろそろタイルの補修作業を始めます。
何故、『そろそろ』などとまどろっこしい言い回しをするのかと言えば、『お客さんとの日程が噛み合わない』事や『気温の低さでモルタルが凍結する恐れ』を懸念したからです。
お客さんも待っていると思うので、気温が10度を越える本日、補修する事になりました。
先ずは打診(ハンマーの🔨柄で叩く)して、タイルの剥離具合のチェック。
明らかに手で捲れるモノや割れの入ったモノ、下地毎浮いてしまっているモノなどが横方向に広がっています。

下地が風化(土状)して、タイルの下が空洞化している部分は無理に剥がさず、脇からモルタルを注入して補強することにします。
無理に叩いて剥がれていないタイルに、影響が出(振動で剥がれる)ないよう、コンクリート用のノミと手ハンマー🛠で地味にコツコツ剥がしていきます。
タイルを丁寧に剥がし、下地材を掃いて取り除き、道路の段差ステップを退ると、側溝(縁石)の一部が割れて陥没しているようにも見えます。
おそらく、経年劣化というよりも地震の影響だと考えられます。
タイルを貼り替えるついでに、側溝の欠損もモルタルで直していきます。
タイルの下地材(砂とセメントに少量の水分)を入れ、鏝で叩くように均していきます。

タイルが並べられる厚みに下地を調整出来たら、水溶き片栗粉状のセメントと水を混ぜ合わせた水溶液(ノロセメント)を表面に流し、タイルを叩きながら並べます。
今回は既存のタイルは再利用するので、割れたタイルはタイヤ🛞に踏まれ難い外側へ並べます。
同時に側溝の欠損もモルタルで形成し、タイルの隙間(目地)に、先程のノロセメントに粉を足し、少し固さを出したモノをゴム鏝で隙間を埋めます。
表面が少し乾いたら、水で濡らしたスポンジ🧽や水で濡らした刷毛で、はみ出したセメント(ノロ)を拭き取れば完了です。

人が乗れるのは今日1日我慢で、車が乗って良いのは、4〜5日後でしょうか?